いまさら「FF9」クリア
有名作なのにまったく手をつけてないシリーズ
当時FF8に絶望してまったく触ってなかったんですよね
感想として、傑作でした。終わらせるのが勿体無いと感じたのはいつ以来だろうか。
とにかく作り込みが良く完成度の高さが素晴らしい。
ストーリー、グラフィック、サウンド、システムといったRPGの必要要素が高次元でまとまった印象でした。もちろん細かい部分は突っ込みたいところはあるものの、シリーズ通して一番好きになれたかもしれない。個人的にはトリガークラスの完成度だと思うのです。
天野喜孝、坂口博信、植松伸夫のFFトリオは伊達じゃなかった。
なんで人気はいまいちなんだろうなぁ。はいはいファルシファルシ。
ストーリー
王道。王道にしてベタに終わらないのは流石坂口としか。
懐かしい雰囲気を感じさせるエピソードや世界観は8や8等が好きな人にはちょっと合わないかも。イケメンが乳繰り合ってれば面白い訳じゃないってのを再確認できました。
ビビとエーコ関連が印象的。ビビとシタンを対比し重ね合わせつつ進むストーリーがなかなか。ビビだけ妙に人気がある理由が良くわかった。
原点回帰、クリスタル復活をうたった割に、どうなんだろうという面はある。
終盤は少し駆け足気味だったかな。あの連戦とかはもう少しじっくり魅せて欲しかった。
システム
まずグラフィックが綺麗。ムービーレベルの3Dマップを作成して、そこからキャプチャした画像を用いた擬似3Dの2Dマップという手法は上手い。PSでは最高レベルだし、下手なPS2のフルポリゴンよりも見栄えが良い。FF独特の多国籍感のある雰囲気も相まって非常に素晴らしいものに。ムービーもPSとしては格段の出来で、必要な場面に適当な長さで挿入されるので嫌味が無い。が、キャラクターは4頭身程のSDタッチなので8的なリアルグラフィックを期待すると残念に映るかも。
装備品からアビリティを覚えていくアビリティシステムは好み。アビリティ習得効果の他にもブロンズアーマー等のありふれた装備にも特殊効果があり、古い装備を持ち歩いている意味がある。ただアビリティ習得のために最強装備ができないとやきもきするかもしれない。
戦闘システムはオーソドックスなFF。盗まなければという責務感に追われてボス戦は盗み終わるまで守りの一手なのもFF。長い演出のあるアビリティを多用しているとヘイストがあまり活きない、のは他のシリーズもだっけ?オートリジェネが強すぎるのとシェルプロテスが役に立たないのは残念な部分。
長いと言われる戦闘ロードはアーカイブスのためか、そうは感じませんでした。
サウンド
140曲、FF最後の植松全曲作曲。
なだけあってとにかく印象深い良曲揃い。
これぞFF、これぞゲーム音楽といったメロディを前面に押し出した感じで
どこか懐かしい、植松らしいフレーズが盛り沢山。
通常戦闘のイントロが復活しているのはファンには嬉しいのでは。
サガフロ2や今作のようなメインテーマ曲があり、そのフレーズを各所に盛り込む手法は好み。
メインテーマに、守るべきもの、そして独りじゃない
コミカルな黒魔道士の村、月なきみそらの道化師たち
一度しか流れないこの刃に懸けて、ハンターチャンス等細かい部分もぬかりなし。
というわけで以下キャラと
うーん、これ、1500円はアーカイブスとしては高いが、この質なら。
7,8も同じ値段で出てはいるけど、うーむ。7はほんとにローポリだし8はお察し。
キャラクター
・ジタン
PS以降で唯一好きになれた主人公。理由がいるかい?
シリーズで見覚えの無い風貌で少し展開が読めてしまった
・ダガー
正直その偽名はちょっとどうだろう。白魔としても召喚士としても微妙な使い勝手のお姫様。
アビスのあのシーンとは比べ物にならない位名シーンでした。
・ビビ
いつでもリフレク+リフレク倍返し+フレアな黒魔道士。
個性的、と言っても黒魔道士、な風貌と愛らしい挙動の愛でる物。あのモノローグは反則。
・スタイナー
ガシャンガシャンガシャン。とっつぁん。
最終PTに入れようか最後まで迷ったいい味出してるナイト様。
・フレイア
竜騎士。でも裏切らない待つ女。あの変な踊りはムービー入れるべき。口調を変えてくるのは卑怯。ランスオブカインに混乱効果ついてるのはギャグなんだろうな。
・クイナ
アルヨ。青魔道士。
ラーニングがめんどくさいがキャラ的には良キャラ。
・エーコ
スタッフにペドがいるんじゃないかと疑う程優遇されてる6歳召喚士。ホーリーアレイズが使えて召喚獣の使い勝手も良い、ダガーの上位互換機。シナリオ、モーション、性能全て恵まれた強キャラ。
・サラマンダー
モンクと忍者を足して2で割ったような使える性能だが、正直何で仲間にしたのかよくわからない筋肉ゴリラ。ベアトリクス将軍が入るところじゃないのかそこは。
・ベアトリクス
イベント戦で装備剥がれて何度も全滅した女将軍。
ローズ・オブ・メイのアレンジがハイライト。
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